関宿三河岸(読み)せきやどさんがし

世界大百科事典(旧版)内の関宿三河岸の言及

【関宿[町]】より

…1590年(天正18)徳川家康の関東入国とともに松平康元が4万石で入城,以後小笠原氏,北条氏,牧野氏,板倉氏,久世氏,牧野氏と続き,1705年(宝永2)に久世重之が6万石で入封以後は明治まで変わらなかった。城下町は城の南方大手門の外に台町,江戸町,上町,下町,内町,利根川の対岸に境町などがあり,江戸川沿いに内河岸,対岸に向河岸,向下河岸の関宿三河岸があって,多くの問屋商人が軒を並べていた。特にここが北関東への干鰯(ほしか),〆粕(しめかす)など金肥流入の拠点となっていたので,江戸,相州浦賀と並ぶ大きな干鰯問屋があった。…

※「関宿三河岸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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