世界大百科事典(旧版)内の関東構造盆地の言及
【関東平野】より
…臨海部に高く平野の中央部に低い高度分布の特色や上述の河川の方向,さらに第三紀層の層厚が平野中心部に厚いことなどから,栗橋付近および東京湾北部に沈降の中心をもつ造盆地運動が,第三紀末以降洪積世を通じて継続し現在にまで及んでいると解釈されている。したがって関東平野を地質学的に関東構造盆地ということがある。 現在東京を中心に交通線が放射状に発達し,地形の障害はないように見えるが,荒川,江戸川下流部の低湿地は古くは交通を制約していた。…
※「関東構造盆地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」