世界大百科事典(旧版)内の閹党の言及
【東林党】より
…万暦末年から泰昌・天啓初年にかけて,皇帝権をめぐっていわゆる三案(挺撃(ていげき),紅丸,移宮の3問題)が発生すると,彼らは反対派の陰謀を追及して,はげしい論争を展開する。そして一時政界に復帰したものの,宦官魏忠賢を中心に閹党(えんとう)が形成され,特務機関(東廠)を利用した一種の恐怖政治が行われると,その血なまぐさい弾圧に遭遇しなければならなかった。〈東林点特録〉などのブラック・リストが作成され,東林党の主要な活動家は逮捕されて獄死,東林書院も閉鎖されて東林党はまったく勢力を失った。…
※「閹党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」