防火建築(読み)ぼうかけんちく

世界大百科事典(旧版)内の防火建築の言及

【防火】より

火事【菅原 進一】
【建物の防火】
 歴史的に木造建築物の多い日本では,建物自体が燃えることを防ぐ対策と,隣接の建物からの延焼を防ぐ対策が今日まで並行して発達してきた。このため日本では,狭義に延焼防止対策を施した建物を防火建築と呼び,被災しても再使用可能なことが目的である耐火建築と区別している。
[防火建築の発達]
 木材は,人類に文明をもたらす原動力となった火の燃料であり,また入手と加工が容易な材料であったため,人間の住生活と密接に結びつき,古くから建物の構造材,内装その他多方面に使われてきた。…

※「防火建築」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android