防災業務施設(読み)ぼうさいぎょうむしせつ

世界大百科事典(旧版)内の防災業務施設の言及

【防災】より


[防災施設]
 防災施設には防潮堤や堤防,ダムから防災センター,救急病院,防災拠点,防災広場など,さらに気象レーダー観測施設,防火水槽,防災倉庫に至るあらゆる種類の防災にかかわる施設が含まれる。 このうち防災業務施設および設備としては,(1)予報の精度を高め局地的予報を的確に行うため必要な自然現象の観測と予報に必要な施設および設備,(2)予警報の伝達,情報の収集,観測施設間の連絡などのための通信連絡施設および設備,(3)被害の軽減を図るための水防,消防および救助に関する施設および設備(このなかには消防ポンプ,救急車,避難施設,応急仮設住宅などが含まれる),(4)石油などの大量流出による災害を防止するための施設および設備(これは防油堤から化学消火剤まで含む)がある。
【防災事業】
 災害を防除するには,災害発生原因の制御と耐災環境の整備の2方法があり,防災事業はおもに前者のための施策で,長期的・総合的視野の必要なものである。…

※「防災業務施設」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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