世界大百科事典(旧版)内の阿寒カルデラの言及
【阿寒湖】より
…カルデラ底にある湖だが,湖岸線は屈曲が多い。阿寒カルデラは,洪積世中期の激烈な火山活動ののち陥没によって形成されたもので,南部を除けば,長径20km,短径13kmの長円形に外輪山をたどることができる。はじめカルデラ底に形成された湖は,阿寒川の浸食により湖面は低下し,フレベツ,フップシ,雌阿寒の3火山の噴火により埋め立てられ,次いで沖積世初期に中央火口丘雄阿寒岳が活動に入って新たに堰止湖を作ったが,その後の活動によって雄阿寒岳は成長するとともに湖面の大部分を埋めて,現在の阿寒湖のほか北麓にパンケトウ,東麓にペンケトウなどを作った。…
※「阿寒カルデラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」