世界大百科事典(旧版)内の阿弥陀光の言及
【くじ(籤∥鬮)】より
…中世では〈孔子〉を〈くじ〉と読んでいたが,これは儒教の祖である孔子に神仏同様の権威を認めていたためであろう。また阿弥陀光(あみだのひかり)といい,阿弥陀仏の後光を描き,その長短をくじとし,飲食の出銭高の高低を決する方法もなされていた。現在もみられる阿弥陀,阿弥陀くじの源流である。…
【神籤】より
…中世ではくじに孔子の字をあてることが広くみられた。また阿弥陀光(あみだのひかり)といい,阿弥陀仏の後光を描き,それをくじとして飲食の出銭高などを決める方法もあった。孔子,阿弥陀ともに常人よりすぐれた存在であり,これをくじの名称としていたことは,当時の人々のくじに対する心意をうかがわせるものである。…
※「阿弥陀光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」