世界大百科事典(旧版)内の阿曾次郎の言及
【生写朝顔話】より
…次いで,上坂した2世沢村田之助が14年正月大坂の市川善太郎座(角の芝居)で奈河晴助作《けいせい筑紫(つくしのつまごと)》8幕を上演して好評を博した。このときの配役は,春雨姫・深雪(みゆき)を2世沢村田之助,宮城阿曾次郎・沖津の仁三を3世嵐吉三郎であった。人形浄瑠璃では,32年(天保3)正月に山田案山子の遺稿をもとに翠松園主人の校補で《生写朝顔話》の名題により大坂稲荷社内で上演されたのが最初。…
※「阿曾次郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」