世界大百科事典(旧版)内の阿波曾の言及
【松阪[市]】より
… 他方,永禄年間に北畠具教(とものり)が細汲に築城し,69年織田信長の伊勢侵攻のとき,城将日置大膳亮が同城で抵抗後,自焼したと伝え,北畠勢は阪内川上流の大河内(おかわち)城に籠城し,やがて和議を結ぶ。71年(元亀2)には北畠具教は,細汲に釜をすえた他国の鋳物師(いもじ)の営業を禁止し,蛸路(たこじ)や阿波曾(あわそ)に居住する当国の鋳物師に保護を与えている。80年(天正8)織田信雄(のぶかつ)は新たに築城するとともに細汲を松ヶ島と改名したと伝えるが,《御湯殿上日記》同年9月16日条にはすでに〈松かしま〉とみえている。…
※「阿波曾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」