世界大百科事典(旧版)内の院外救済の言及
【居宅保護・施設保護】より
…居宅保護は保護を必要とする者が地域社会での生活を維持したままで,社会福祉の援助を受ける方法であり,施設保護とはかかえている問題の特質に応じて,各種の福祉施設に入所することによって,必要なサービスの提供を受ける方法をいう。 居宅保護と施設保護の意義を歴史的にさかのぼってみれば,イギリスやアメリカにおける伝統的な貧民救済の方法である院外救済outdoor reliefと院内救済indoor reliefにその原型を見いだすことができる。17世紀から20世紀初頭まで続いた救貧法の時代をつうじて,この二つの方法は交互に採用された。…
※「院外救済」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」