世界大百科事典(旧版)内の陳無択の言及
【三因方】より
…正しくは《三因極一病源論粋》という。中国,宋の陳言(字は無択)撰の臨床医学書である。撰者の伝は明らかでないが,この書の自序は1174年(淳熙1)に書かれている。病気は喜怒哀楽などの内因,寒熱風湿などの外因と飲食の過不足や虎狼,害虫などの不内外因のいずれかによって起こるとし,1050余りの処方を病気ごとに分類して収載している。後世に大きな影響を残した書で,医学理論が注目されただけでなく,その後長く用いられた処方もある。…
※「陳無択」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」