陸運元会社(読み)りくうんもとかいしゃ

世界大百科事典(旧版)内の陸運元会社の言及

【内国通運会社】より

…旧定飛脚仲間によって設立された陸運元会社を前身とし,明治前期を通じて政府の手厚い保護を受けた水陸運輸会社。1872年(明治5)東京に設立された陸運元会社は,ほぼ同じころ沿道各駅に設立された陸運会社の人馬を利用して,官営郵便物や一般貨物を輸送する運送請負業者であった。…

【日本通運[株]】より

…略称,日通。江戸時代に江戸~大坂間を走った三度飛脚の業者が,明治にはいって鉄道開通と同じ1872年(明治5)に設立した貨物専門の陸運元会社が日通の前身である。以後鉄道の発達とともに通運業者として成長し,1937年に日本通運株式会社法に基づき半官半民の会社として発足してからは,全国の運送会社を次々に統合し,独占的地位を築きあげた。…

※「陸運元会社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android