世界大百科事典(旧版)内の陽陵虎符の言及
【虎符】より
…青銅製の虎符は戦国時代から魏晋南北朝,隋にかけてみられる。 秦の陽陵虎符には,左右同文で〈甲兵之符,右在皇帝,左在陽陵〉と刻されている。戦国時代末期に秦国が魏国と戦ったときに使用したと思われる新(しんせい)虎符では,虎の背に4行にわたって金象嵌で,〈甲兵之符,右在王,左在新,凡興士被甲,用兵五十人以上,必会王符,乃敢行之,燔燧事,雖母(毋)会符,行殹(也)〉とあって,当時の制度をうかがい知ることができる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」