隴海鉄道(読み)ろうかいてつどう

世界大百科事典(旧版)内の隴海鉄道の言及

【函谷関】より

…しかし地形の要害堅固さにおいては新関は古関に及ばず,古関も新関とともにながく活用された。今日ではこの要害の地も切り開かれて隴海(ろうかい)鉄道(蘭州~連雲港)が通じている。【永田 英正】。…

【甘粛[省]】より

…黄河の蘭州上流にある劉家峡には,長さ840m,高さ147mのダムが建設され,1225MWの出力を有する大型水力発電所と上流へ65kmもひろがる大人造湖がある。 交通面では解放後の鉄道建設にめざましいものがあり,蘭州を中心にして,陝西,河南地方から遠く黄海の連雲港にまでのびる隴海鉄道,北西の新疆地方への蘭新鉄道,北は内モンゴルの包頭(パオトー)への包蘭鉄道,西の青海省西寧にのびる蘭青鉄道がみられ,1995年には蘭新鉄道の武威~ウルムチ間の複線化が完成した。また,自動車道路も蘭州を中心に放射状に発達して,他省の主要都市に通じている。…

【陝西[省]】より

…中国の黄河中流域に位置する行政区画。戦国時代には秦の領域だったので別名を秦という。面積20万5603km2,人口3543万(1996)。省都は西安市にあり,3地区,7地級市,6県級市,84県を管轄する。
[自然]
 地形は南から北に向かって,次の山地,平原,高原に3分される。(1)秦巴(しんは)山地 陝南山地ともいい,秦嶺山脈,大巴(だいは)山脈とこの両山脈の中間にはさまれた漢水の渓谷地帯を含む。秦嶺山脈は標高2000mを超え,黄河と長江(揚子江)との分水嶺で,中国を南北に分ける地理上の重要な境界をなしている。…

※「隴海鉄道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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