世界大百科事典(旧版)内の集兵警察制の言及
【駐在所】より
…区(市)においては人口500~1500人,その他の町村では人口1500~3000人につき1人の割合で巡査が配置され,全国津々浦々まで,警察の網の目がはりめぐらされた。このような散兵警察制が採用される以前は,交通・産業の中心地に警察署をおいて,ここを拠点として巡査が管内を巡回する方法であった(集兵警察制)。村落駐在巡査は常時受持区域内を巡回し,戸口調査による日常的な住民監視や犯罪捜査,はては村内の苦情処理までを扱って,村長,学校長とならぶ村の〈名士〉として遇されてきた。…
※「集兵警察制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」