離宮明神(読み)りきゅうみょうじん

世界大百科事典(旧版)内の離宮明神の言及

【橋姫】より


[宇治の橋姫]
 《古今和歌集》に〈さむしろに衣かたしき今宵もや我をまつらむ宇治の橋姫〉〈千早ふる宇治の橋姫なれをしぞあはれとは思ふ年のへぬれば〉の2首が収められていて,歌学書や《古今集》の古注にさまざまな伝説が記されている。住吉明神が宇治の橋姫と津の国の浜で契って,宇治に行く約束をするが,その約束を果たさなかったので,橋姫が〈さむしろに〉の歌を詠んだとか,宇治の離宮明神が橋姫と毎夜契ったが,明け方になると川波が荒れたとか伝える。《奥儀抄》巻六などには橋姫のこととして次のような物語を記している。…

※「離宮明神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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