世界大百科事典(旧版)内の《雪汀水禽図屛風》の言及
【狩野山雪】より
…妙心寺天球院障壁画(1631)の理知的で幾何学的な構成,旧妙心寺天祥院襖《老梅図》(メトロポリタン美術館)の異様な巨樹表現などに,彼の画風の特徴は遺憾なく発揮されている。また,代表作《雪汀水禽図屛風》は,金銀をさまざまに駆使した工芸的手法によりながら,静謐で詩的な空間をつくりだしている。寛永期の感性を代表する最も重要な画家の一人である。…
※「《雪汀水禽図屛風》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」