世界大百科事典(旧版)内の雲中供養菩薩像の言及
【木彫】より
…頭体,両脚部には各部に通じる大きな内刳りが施され,材の肉は均一に薄くなっている。また同寺の雲中供養菩薩像(像高40~87cm)では,頭体幹部を1材で作り,これを縦に割り放って内刳りを施し,さらに頭部と体部を割り放し,これらを再び矧ぎ合わせるという割矧造(わりはぎづくり)の完成技法が見られる。割矧造はそれ以後,等身大程度までの像を作るときの基本的な造像技法となった。…
※「雲中供養菩薩像」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」