世界大百科事典(旧版)内の電磁カスケードの言及
【シャワー】より
…また,これが物質中で繰り返し発生して数を増す現象は,核カスケードシャワーnuclear cascade showerあるいはNカスケードN‐cascade,核カスケードという。γ線や電子の場合には原子内電場との相互作用によって,γ線は電子・陽電子対の創生を,また,電子,陽電子はγ線の放射を繰り返すため,シャワーの成分はγ線,電子,陽電子の混合したものとなり,電磁カスケードシャワーelectro‐magnetic cascade showerまたは電磁カスケードと呼ばれる。いずれのシャワーも入射エネルギーにほぼ比例した粒子数の極大に達した後は,電離損失などによって減衰し物質に吸収される。…
※「電磁カスケード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」