青木公館(読み)あおきこうかん

世界大百科事典(旧版)内の青木公館の言及

【特務機関】より

…諸外国の軍が平時に公然と独自の在外諜報謀略機関を設置した例はほとんどない。 特務機関の前史的存在でありながらもっとも典型的な特務機関的活動を行ったのは,1904年7月から13年8月まで北京に在任した青木宣純のいわゆる青木公館,1911年10月から27年4月まで北京に在任した坂西利八郎の坂西公館であった。特務機関の名称はシベリア出兵に際し,反革命政権および反革命軍の指導に任じていた参謀本部派遣将校の機関名として1918年に付せられ,ウラジオストク,ハバロフスク,ブラゴベシチェンスク,ハルピン,チタ,イルクーツク,オムスクの各特務機関が設置され,任務は軍事外交・情報収集で,身分は派遣軍司令部付とされた。…

※「青木公館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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