世界大百科事典(旧版)内の青梅林業の言及
【奥多摩】より
…奥多摩の大部分は江戸時代に幕府領とされ,豊かな森林資源の利用が行われた。自然林はモミ,ツガ,ヒノキ,ナラ,ブナ,クリ,ケヤキなどの樹種が中心で,さらに江戸への材木供給のため,杉,ヒノキの植林が大規模に行われ,青梅林業の名が残る。高い山と深い谷に加え多摩川流域の山林は水道水源林として保護されているため,自然の景観に恵まれ,秩父多摩国立公園の東半部を構成している。…
【東京[都]】より
…島嶼部では温暖な気候を利用してさやエンドウ,切花,観葉植物などが栽培・出荷されている。(4)林業 かつて奥多摩の林業は青梅林業の名で知られたが近年は停滞が続き,現在は良質な杉,ヒノキが少量生産されるにすぎない。(5)水産業 江戸時代から有名な東京湾のアサクサノリは沿岸埋立てで全滅し,アサリ,ハマグリなどの貝類も生産額は少ない。…
※「青梅林業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」