世界大百科事典(旧版)内の非市場社会の言及
【経済人類学】より
…ことに経済学との関係においては,それが深いというにとどまらず,経済学を肯定的に吸収するか否定的に批判するか,あるいは,どのような経済学(新古典派かマルクス派か)に依拠するかにしたがって,経済人類学の問題関心,対象,方法にかなりの違いが生ずる。だが少なくとも,未開社会ないしは非市場社会の経済生活の実地調査(フィールド・ワーク)やそれについての記録文献を直接の契機にしている点では,どの経済人類学も共通している。もっぱらこの点で,経済人類学という分野を確定することができる。…
※「非市場社会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」