世界大百科事典(旧版)内の非相反素子の言及
【サーキュレーター】より
…線路1から入ってきた電磁波は線路2へ結合され,線路2は線路3へと,順次入力された電磁波が一つ隣の端子対から出力される。通常の受動素子は線路1から線路2への結合があると2から1へも同じだけの結合があるのに対し,この素子は方向性があり非相反素子と呼ばれる。放射状に対称に接続されたいくつかの線路の結合部の中心に,フェライトなどの磁性体を置き対称軸方向に一定の磁界をかけると,磁性体は例えば時計回りの電磁波の流れを阻止し,反時計回りの流れを助長するのでこうした非相反性を実現することができる。…
※「非相反素子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」