世界大百科事典(旧版)内の革命政党の言及
【革命家】より
…マルクス主義的共産主義以前(たとえばバブーフの陰謀)ないしそれ以降のブランキ主義,およびプルードン主義,バクーニン主義などの無政府主義的諸潮流において,革命は非合法の秘密結社などに結集する少数の職業革命家たちの扇動あるいは陰謀による蜂起によって突然ひき起こされる既成秩序の暴力的転覆としてイメージされ,革命家もまたこのようなイメージに照応的にとらえられていた。これに対しマルクス主義の出現と確立以後は,暴力革命は〈科学的社会主義〉の理念と洞察を基礎とし,プロレタリアの先進分子を結集する〈革命政党〉によって指導されると観念されるにいたった。このような暴力革命および〈前衛党〉に結集する職業革命家におけるイデオロギーの重要性,目的意識性,組織性をさらに強調し,具体化したのはレーニンおよびコミンテルンであった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」