世界大百科事典(旧版)内の音切片の言及
【二重分節】より
…この分節が〈第二次分節〉といわれるものである。 意味の切片(〈記号素〉)も音切片(〈音素〉)も人間の能力の分析的な傾向を示すものであり,人間は大きな全体を駆使するために,それを自分の能力で容易に制御できる切片に分解して,そのような部分を確実に制御するのである。言語という巨大な構築物は,意味の切片,音切片という人間にとって確実に操作できる要素を介することがなかったら成立しえなかったであろうし,またとうていそれが現にもっているような力を発揮できなかったであろう。…
※「音切片」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」