世界大百科事典(旧版)内の音楽教室の言及
【音楽教育】より
… 戦後,かつての国家目的への従属を反省し,音楽芸術の教育が重視されるようになり,古今東西の音楽から幅広く教材選択が行われ,音楽学や教育学の成果を生かして教授方法にも創意工夫が加えられるようになった。しかし1950年代から受験体制が強まり,音楽教育はとくに中学校で軽視され,一方,60年代から,楽器会社や個人経営の音楽教室が隆盛をきわめ,テレビやレコードによって多種多様な音楽を楽しむ子どもも急増しており,この学校内外の音楽文化の状況を直視して音楽教育をたえず検討し改革していく必要がある。 音楽教育の改革は各国でも試みられている。…
※「音楽教室」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」