世界大百科事典(旧版)内の音高ネウマの言及
【楽譜】より
…旋律や音型を相対的に表示しているだけの,初期のネウマ(カイロノミック・ネウマ)では,音程を正確に表記することは不完全であるが,同じ旋律型でも少し異なる記号を使って,音楽的表情やリズムの変化を表示することは行われていた。これに対して,音高ネウマは,ネウマをいろいろ異なった位置に置き,音高をできるだけ正確に表示しようとする記譜法である。またネウマの高さをそろえるために横線を引いて,音程の上下関係を明瞭に示すくふうを加えたのが,譜線ネウマである。…
※「音高ネウマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」