《韻略》(読み)いんりゃく

世界大百科事典(旧版)内の《韻略》の言及

【音韻学】より

…宋の《広韻》《集韻》などはその系統の韻書である。切韻系韻書は科挙に課される詩韻の規準とされたので,宋代には《切韻》の簡略版の《韻略》が盛行し,《広韻》の206韻の体系が細かすぎるため元のころには106韻の体系に簡約化され,これが後世作詩の用に供せられた。これらの官韻は実際上の音韻体系といちじるしく異なっていたので,口頭音に依拠する戯曲の押韻には役だたず,そこで元の周徳清はこの曲韻のために伝統的な韻書の体系を破棄して,新たに北方音にもとづく《中原音韻》という画期的な韻書を作った。…

※「《韻略》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む