頂生胎座型(読み)ちょうせいたいざがた

世界大百科事典(旧版)内の頂生胎座型の言及

【子房】より

…ナシやカボチャのように子房中央の合着部が離れたものを側膜胎座型(図のe)とよび,スミレやパパイアのように隔壁がなくなると子房は完全に1室となり,その側壁に胚珠がついたようにみえる。胚珠が一つになり,子房室の最下部についたものを基生胎座型(タデ,クルミ,イネ),また最上部についたものを頂生胎座型(オリーブ,ニワトコ)として区別する。 多くの花では萼,花冠,おしべ,およびめしべは同じ位置につき,したがって子房はこれらの付着部(花床)より上の位置にあるので,子房上位(図3のa)とよばれる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」