頓悟成仏説(読み)とんごじょうぶつせつ

世界大百科事典内の頓悟成仏説の言及

【竺道生】より

…クマーラジーバ門下の僧肇(そうちよう)らや謝霊運との深い学問的交流があった。当時の中国思想界が問題にした〈あらゆる人間が聖人になることができるか〉という根本問題に対し,クマーラジーバ哲学の真俗二諦の区別を導入して〈頓悟成仏説〉などを提出し,また法顕伝来の《泥洹経》の仏性論をただちに受け入れて〈闡提(せんだい)成仏説〉を提出して肯定的に答えた。こうして魏晋老荘思想を深遠な大乗仏教哲学によって究極にまで徹底させ,大乗仏教哲学を老荘思想の述語・概念によって表現することに成功した。…

※「頓悟成仏説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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