世界大百科事典(旧版)内の頰窩の言及
【ヘビ(蛇)】より
…舌はまた空気の振動や流れ,温度差などをも感じとる。 ニシキヘビ類の上唇板とマムシ類Crotalinaeの眼の前下方にあるピットpit(頰窩(きようか),孔器ともいう)は温度に敏感な器官で,とくにマムシ類のピットは薄い膜で仕切られ,内外2室の微妙な温度差を敏感に読み取る。左右1対のピットは哺乳類や鳥類の体表から発せられる赤外線を立体的にとらえ,暗闇でも正確に獲物に毒牙を打ちこみ,また人を含む危険な敵を攻撃することができる。…
※「頰窩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」