《顎十郎捕物帳》(読み)あごじゅうろうとりものちょう

世界大百科事典(旧版)内の《顎十郎捕物帳》の言及

【久生十蘭】より

…《新青年》に翻訳・ユーモア小説を,続いて探偵長編《金狼》(1936)を発表,従来の推理作家の顧みなかった〈人間〉に関心を寄せ,心理的葛藤にメスを入れた作風を開拓した。さらに現代物の《キャラコさん》,谷川早名義で《顎十郎捕物帳》に領域を広げた。戦後は新聞小説に《ココニ泉アリ》《十字街》などがあり,51年《鈴木主水》により直木賞を受賞,《母子像》は53年の国際短編小説コンクールに1席入選した。…

※「《顎十郎捕物帳》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android