顕色染法(読み)けんしょくせんぽう

世界大百科事典(旧版)内の顕色染法の言及

【浸染】より

…(4)酸化染法 アニリンなどの低分子染料を繊維に吸着後,酸化重合して発色させるもの。(5)顕色染法 ナフトール類を繊維に吸着させたのち,ジアゾ化したアミン類で処理し,繊維上でカップリングさせて色素を合成するもの。(6)反応染法 繊維中の特定基と共有結合をつくる反応染料を用いる方法。…

【染色】より

…還元染法は建染染法とも呼ばれ,水に不溶の染料をアルカリ性の種々の還元剤を用いて還元し可溶の形とし,還元体の親和性により染色後酸化し不溶の形の染料とする方法である。顕色染法はアゾ染料の成分の一方のジアゾ成分をまず吸収させ,他のカップリング成分を繊維上でカップルさせ不溶のアゾ色素とする方法で,ナフトール染色とも呼ばれ,捺染に多く用いられる。反応染法は繊維と共有結合をつくる染料を用いる方法である。…

※「顕色染法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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