世界大百科事典(旧版)内の類ベッダ亜人種の言及
【オーストラロイド大人種】より
…四大人種の一つ。波状毛,多毛,顔の彫りの深さのほか,時たまブロンドの現れることなどコーカソイド大人種との興味深い類似性がある。しかし皮膚の色は濃褐色で,長頭で脳容量が小さく,眉上弓が発達し,広鼻で鼻根部がくぼみ,唇が膨れている点など,原始的な特徴をもつ。アボリジニーとセイロンのベッダがこの大人種に属する。氷河時代末期にはオセアニアだけでなく,アフリカの北部や南部にも類似の頭骨特徴をもつ人々がいたようで,これらもオーストラロイドと呼ばれる。…
※「類ベッダ亜人種」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」