類骨組織(読み)るいこつそしき

世界大百科事典(旧版)内の類骨組織の言及

【くる病(佝僂病)】より

…とくにDは腸管からのカルシウム,リンの吸収を高め,さらにその体内に入ったカルシウムを骨細胞にとりこませて骨の石灰化を促進させるという重要な作用をもっている。手,足,肋骨などの長い骨(長管骨)では,その両端つまり骨端部から骨の形成が行われていくが,ビタミンDやカルシウム,リンなどの無機質が欠乏すると,骨の石灰化が起こらず正常の骨の形成ができないで,石灰沈着のない,いわゆる類骨組織osteoid tissueが増加した状態となる。ひざやひじ,手首の関節の骨端部ははれて,押さえると痛みを感じるようになる。…

※「類骨組織」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android