顧閎中(読み)ここうちゅう

世界大百科事典(旧版)内の顧閎中の言及

【韓熙載夜宴図】より

…韓熙載の夜宴は亡国の危機に際して辣腕をふるう愚を避ける巧みな自己保身の術であるとともに,南唐の自壊を率先して印象づけ北宋との正面衝突を避けようという政治家の必死の姿でもあったのである。祖無択の跋によれば,絵はもともと李煜の命で宴席に送りこまれた南唐の宮廷画家顧閎中(ここうちゆう)によって描かれたものという(《竜学文集》巻16)。現存する作品が顧閎中の原本であるかに関しては確証がなく,画跋ともに南宋時代の模本であると考えられている。…

※「顧閎中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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