飛驒代官(読み)ひだだいかん

世界大百科事典(旧版)内の飛驒代官の言及

【飛驒郡代】より

…江戸時代,幕府直轄領を管掌した地方官の一つ。はじめ飛驒代官。飛驒国全体と美濃,越前,加賀の一部を管轄した。…

【飛驒国】より

…なお初代長近が白川郷にあった浄土真宗の大坊照蓮寺を高山に移転させているが,これによって,もともと優勢であった真宗勢力が領主的保護を受けて国中に広まり,近世における飛驒民衆の信仰に多大の影響を及ぼした。 1692年6代金森頼(よりとき)が出羽上山に移ると飛驒は幕府に収公され,高山に陣屋を置く飛驒代官(1777年飛驒郡代に昇格)の管轄下に入った。初代代官伊奈忠篤は高山藩時代の遺制の改替に努める一方,金森氏の下級家臣84人を地役人に登用し,おもに鉱山,山林支配を分掌させている。…

※「飛驒代官」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android