飛驒国大田文(読み)ひだのくにおおたぶみ

世界大百科事典(旧版)内の飛驒国大田文の言及

【国衙領】より

…1126年(大治1)の伊賀国名張郡の国検目録によると,当時の公領は御館分田,保,郷分から成り,郷分は公郷と荘園からの出作に分かれている。また66年(仁安1)の飛驒国大田文では,同国の公領は郡,郷,別名(べちみよう),出作,村等を行政単位として構成されており,それぞれの行政単位の公田は本田のほか新田を加え,除田と定田に分割される。除田には一宮・国分寺等に属する神寺田,庁分佃・国佃・雇佃・郡郷司佃等の諸佃,先使田,在庁給等の給田があり,それを除いた一般公田である定田はさらに見作(げんさく)(現在,耕作している田)と不作に区分された。…

※「飛驒国大田文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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