世界大百科事典(旧版)内の食物アレルゲンの言及
【アレルゲン】より
…現在では,おもに免疫グロブリンIg E型抗体による即時型アレルギーの発生に関与する抗原をアレルゲンと呼ぶ場合が多い。アレルゲンの種類としては,ブタクサ花粉,カモガヤ花粉,スギ花粉などから抽出される花粉アレルゲン,ウマ,ネコなどの毛や皮膚からの脱落物,ダニなどから抽出される動物アレルゲン,魚肉,牛乳,鶏卵などから抽出される食物アレルゲンおよびカビアレルゲンなどがある。これらのアレルゲンの本態はおもにタンパク質であるが,薬物などの低分子の単純化学物質も特殊な条件のもとではアレルゲンとなりうる。…
※「食物アレルゲン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」