《飲膳正要》(読み)いんぜんせいよう

世界大百科事典(旧版)内の《飲膳正要》の言及

【料理書】より

…家庭百科全書ともいうべきもので,食物関係記事は一部にすぎないが,記述は具体的で《斉民要術》とともに研究者必見の書であり,日本,朝鮮の食物に与えた影響はひじょうに大きく,江戸時代に和刻本がある。《飲膳正要(いんぜんせいよう)》(1330)は,元の文宗に飲膳大医として仕えていた忽思慧が進奉した食養生書で,西域,モンゴル臭の強い名詞があり難解であるが,挿絵の多い便利な本である。中国唯一の西域,モンゴル系の食物関係書でもある。…

※「《飲膳正要》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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