世界大百科事典(旧版)内の飼いネコの言及
【ネコ(猫)】より
…一般には,家畜のネコ,すなわちイエネコを指すが,広義には食肉目ネコ科の哺乳類の総称として用いる。
【イエネコの家畜化】
イエネコ(飼いネコ)Felis catusの家畜化の歴史はイヌに次いで古く,アフリカからインドにかけて分布するリビアネコを家畜化したものとされる。ネコの家畜化は人類の居住地近くに生息する齧歯(げつし)類の捕食や腐肉をあさることができる機会を利用することから始まるもので,イエネコの出現に人類が果たした役割は能動的ではなく,むしろ受動的であった。…
※「飼いネコ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」