飽和吸着量(読み)ほうわきゅうちゃくりょう

世界大百科事典(旧版)内の飽和吸着量の言及

【吸着】より


[吸着平衡]
 流体中の吸着物質の濃度とその物質が吸着剤中に吸着される量の間には一定の関係が成立し,これを吸着平衡と呼ぶ。吸着平衡関係として代表的なものの一つは,ラングミュアの関係といわれるもので,流体中の吸着質濃度Cのときの吸着量をqとすると,(Kは定数,qは飽和吸着量)と表される。この関係に従う吸着では,濃度が低いときは吸着量は濃度の増加とともに単調に比例的に増加するが,高濃度となるともはや吸着座が満たされて,吸着量は頭打ちとなる。…

※「飽和吸着量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」