世界大百科事典(旧版)内の《饌書》の言及
【イノシシ(猪)】より
…山鯨というのは,魚とされていた鯨に擬した獣肉の総称であるが,そうした店の主力商品は猪だった。ネギをいれてなべ煮するのが一般的な食べ方だったが,羽倉外記(簡堂)はその著《饌書(せんしよ)》(1844)の中で,東坡煮(とうばに)にするのがもっともよいと述べている。東坡煮は東坡肉(トンポーロウ)ともいい,蘇東坡が好んだという角煮である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」