世界大百科事典(旧版)内の駄別料の言及
【駄別銭】より
…その関料徴収の方法として,陸路を馬で運送される場合には1駄ごとに徴収されたのが駄別銭で,それから転じて,この語が一般に関料という意味で使用されている場合もある。戦国期,瀬戸内海で水軍として勢力をもった村上氏は京都,堺の商人が薩摩へ往復して船で運ぶ中国輸入商品などに対する課税を駄別料と称している(〈大願寺文書〉)。これは陸揚げして馬に乗せた分量で課税するものとも解されるが,関料一般の呼称として駄別料と称したと考えた方が妥当であろう。…
※「駄別料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」