駿河府中(読み)するがふちゅう

世界大百科事典(旧版)内の駿河府中の言及

【駿府】より

…南北朝以後,今川氏の守護所が置かれ,戦国大名今川氏の覇府として政治・経済・交通の中心地となり,応仁の乱後,戦乱の京都を避けて三条実望,飛鳥井雅綱,三条西実隆らの公卿,連歌師宗長,宗祇らの文人の往来が相次ぎ,西の山口と並ぶ地方文化の中心地となった。《実隆公記》享禄3年(1530)3月3日の条によれば,〈駿河府中二千余〉が焼失したと伝える殷盛の町であった。商業の中心地は今宿,本町で,友野座が形成され,友野氏は駿府商人頭,松木氏は蔵役・酒役を免許されるなど活発な商業活動があった。…

※「駿河府中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android