世界大百科事典(旧版)内の骨盤闊の言及
【骨盤】より
…自然体で小骨盤腔を満たしているものは,前が泌尿生殖系の一部(男では尿管の下半,膀胱,精囊腺,精管の下半,前立腺,女では尿管の下半,膀胱,子宮,腟),後が消化系の末端,すなわち直腸である(図2)。
[骨盤と分娩]
小骨盤腔は,上方から下方へ骨盤入口,骨盤腔(これはさらに上方の骨盤闊と下方の骨盤峡に分かたれる),および骨盤出口の3部分に区分される。女性の骨盤腔は,分娩の際,胎児の通路である〈産道〉の骨壁(骨産道)をなして胎児に対し大きな抵抗を及ぼし,したがってその形と大きさは分娩の難易を決定する要素となる。…
※「骨盤闊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」