世界大百科事典(旧版)内の高トリグリセリド血症の言及
【動脈硬化】より
…彼は高脂血症を血漿に含まれるリポタンパク質の種類や量によって,I型からV型に分類したが,コレステロールやトリグリセリドが増加するII型が最も多く,粥状硬化の原因となる。動脈硬化の危険因子として高脂血症をみる場合,上記の高コレステロール血症と高トリグリセリド血症が重要となる。アメリカで行われたフラミンガム研究によれば,30~59歳の男子の場合,血清コレステロール値260mg/dl以上の人では220mg/dl以下の人に比べて7倍もの心筋梗塞に対する危険性があるとし,血清コレステロール値が上昇するほど虚血性心疾患発症の危険性は増すとしている。…
※「高トリグリセリド血症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」