高倉下命(読み)たかくらじのみこと

世界大百科事典(旧版)内の高倉下命の言及

【弥彦神社】より

…創建年代不詳。一説に祭神天香山命は天照大神の曾孫で一名を高倉下(たかくらじ)命といい,天孫降臨に供奉して下り,のち紀伊国熊野にすみ,神武天皇の大和入国に功績をたて,のち天皇の勅をうけ,越後国三島郡野積浜に上陸して弥彦山の東麓に来り,当地方を開拓,住民に漁労,製塩,農耕,酒造等を教えたという。《万葉集》巻十六に当社を詠んだ歌がみえるが,833年(天長10)7月,干ばつと悪疫流行に対して降雨救病の功があり,名神祭にあずかり,神階は842年(承和9)従五位下,861年(貞観3)従四位下に叙され,延喜の制で名神大社,のち越後国一宮とされた。…

※「高倉下命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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