世界大百科事典(旧版)内の高分けの言及
【高】より
…年貢負担義務を負う耕地を持つ農民を高持百姓といい,どれほどの耕地を持つ百姓であるかを表すには何段何畝の百姓といわずに持高何石何斗の百姓というのが普通であった。土地を分けて兄弟などが別家することを高分けといった。 近代になって,土地制度の改革にともない石高制が廃止されたため,村高や貢租量,知行の程度を表す〈高〉の名称は用いられなくなったが,収穫高とか生産高,株の出来高,貨幣量としての売上高・支払高・現在高など,数量を表す語としてはいろいろに使われている。…
※「高分け」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」