高分子化学工業(読み)こうぶんしかがくこうぎょう

世界大百科事典(旧版)内の高分子化学工業の言及

【化学工業】より

…その歴史は大きく四つの時代に分けることができる。すなわち,(1)イギリス,フランスを中心として酸・アルカリ工業が成立した時期(18世紀後半),(2)ドイツを中心に染料の合成から始まった石炭・タール系有機合成化学工業の成立期(19世紀),(3)アメリカを中心に石油・天然ガスを原料とする高分子化学工業が発達した時期(20世紀前半),(4)石油化学工業の発達した時期(20世紀後半)である。
[第1期 酸・アルカリ工業の成立]
 1760年代に始まるイギリスの産業革命によって繊維工業が急成長したため,18世紀後半には漂白工程の能率向上と漂白剤の安定入手が求められた。…

【高分子】より

…しかし合成高分子で生体高分子に相当する機能をもつものは,まだつくられていない。生体高分子
【高分子化学工業】
 木綿,麻,絹,羊毛や皮革,木材の利用の歴史はきわめて古い。しかし,これらの物質が高分子であることの認識が確立したのは1930年ころのことであるから,高分子の工業の歴史はその意味では新しい。…

※「高分子化学工業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android